潮州粉果。

本日は少し珍しい点心、『潮州粉果（ちょうしゅうふんこう）』をご紹介します。

こちらは点心のお店でもあまり見かけませんが、一言で言うと潮州式の蒸し餃子。

具沢山で海老、豚、野菜、更にピーナッツが入っているのが特徴の点心です。

皮は蝦餃でお馴染みの浮き粉を使用したもっちりとした半透明の生地ですが、

包み方は折りの少ない半月形で包みやすく、初心者の方にもオススメです。

具材にピーナッツ！？と意外に思われるかもしれませんが、

蒸して柔らかくなったピーナッツの食感と優しい甘さが美味しいのです。

今回は地元千葉県産の落花生を使用して見ました。（ちょっぴりお高いけれど...）

母が支援物資と共に落花生を送ってくれたりするので重宝しています。

そして、もう一つは『韮餃子』。

実は餡のベースが『潮州粉果』と途中まで同じなので、一度に二種類を楽しめます。

本来は韮をたっぷり入れると美味く見た目にも鮮やかで美しいのですが、　

我が家は小さな新人でも食べられる様にと子供仕様で韮は控えめにしています。

今年の夏はこうした浮き粉生地の点心を頻繁に作っておりました。

暑い時期に蒸し物は気が進まないのですが、透き通る外観は涼やかかな？と思ったり。

余談ですが、今回、材料で普段使用しているものと違う粉を購入してみました所、

生地が全く上手く出来ず、仕上がりが大きく変わり苦戦してしまいました。

粉、水、温度。ほんの少しの変化が大切だな、と改めて勉強になりました。

次回は桃包をつつむ予定です♪

つつむ点心教室natsume棗